あなたの親の認知症の程度は?程度によってどんな成年後見の対策ができるの?

あなたの親の認知症の程度は?程度によってどんな成年後見の対策ができるの?

こんにちは司法書士の勝猛一(カツタケヒト)です。

あなたの親の認知機能の程度を把握しておくことでできる対策が随分変わってきます

大まかにでもあなたの親の判断応力の程度がどれくらいなのかを把握しておくと良いです。

今回はあなたの親の認知症がどの程度なのかを見ていきましょう。

また認知症の程度でどのような対策ができるかもご紹介します。

あなたの親の認知症の程度は?

あなたの親の認知症は次のどの程度に該当しますか?

1番 こちらが言っていることを理解して回答もしっかり

何を言っているのですか。

全く正常です。

息子の私よりしっかりしているくらいです。

2番 ときどき物忘れ以上

ときどき物忘れとは言えない程度になってきています。

料理をしていることを忘れてガス台の火がつきっぱなしのことがあります。

ご飯を炊いていても洗わずに水を入れていきなり炊き始めたりすることが出てきました。

3番 家族のフォローが必要

家族や周りの人がフォローしていますが一人では置いておけないです。

銀行に定期預金を解約に行くのも親と私が一緒に行っています。

でも知らないうちに勝手に解約されていると近所の人に言ったり銀行に電話しているのです。

4番 家族のこともわからない

もう息子の私のこともわからないみたいです。

施設に入っています。

私が会いに行ってもニコニコしながら「いつもお世話になっております。」と深々と他人行儀な挨拶をしてきます。

悲しいやら寂しいやらという心境です。

あなたの親の認知症の程度はどの番号に該当しますか?

どんな成年後見の対策ができるのか?

あなたの親の認知症の程度によって対策が異なります。

1番だとしたら

おめでとうございます。

成年後見の制度の中の「任意後見」という制度が使えます。

相続対策もしっかりすることができるタイミングです。

生前贈与や遺言書の作成、家族信託なども準備することができるのです。

2番だとしたら

今は一人で生活していてもいつまでもこのままという訳にはいきません。

成年後見の制度の中に法定後見があります。

その法定後見の「補助」という類型の利用を考えましょう。

日常の生活費は良いですが不動産の売却をすべきか否か。

相続財産を受けとるか否かという遺産分割の協議などは「補助人」に相談しながら進めて貰う方が安全です。

3番だとしたら

お金の管理は本人に任さずに「保佐人」にお願いしましょう。

保険の手続きや契約ごとも保佐人無しにしないようにしてもらうために法定後見の内の「保佐」という類型を利用すべきです。

4番だとしたら

施設内の売店での買い物以外の介護契約やお金の管理などは親に任せておいてはいけません。

法定後見の内の「後見」という類型を利用しましょう。

そうすれば本人が騙されても後見人が契約の解除をすることができるようになります。

 

1番の任意後見は親の将来の認知症対策です。

息子のあなたを後見人に指定しあなたに何をして貰いたいのかを公正証書で作っておきます。

もちろん親が亡くなるまで認知症にならないのが一番良いのです。

使わない方が良いけど準備しておかないと後々困るものとは?・・・・そうです保険です。

任意後見はあなたと親との「頭の保険」です。

頭の保険で契約をしておかないと後々大変不自由になるかも知れません。

 

2番3番4番は親の住所を管轄する裁判所に申立てをしましょう。

裁判所の手続きなので補助人・保佐人・後見人は裁判所が選びます。

あなたが選ばれる確率は20%程度です。

しかし裁判所の手続きを嫌がっているととんでもない額の詐欺にあったりします。

あなたが気付いたときには「数千万円も取られていた」なんてことはざらにあります。

それが嫌であれば1番の任意後見をしておきましょう。

あなたの親の認知症の程度は?のまとめ

このように親の判断能力でできることが変わります。

あなたの親の判断能力がしっかりしているなら今がチャンスです!!直ぐに任意後見の契約を親子でしておきましょう。

残念ながら判断能力が衰え始めているのなら法定後見の手続きをして親を守ってあげましょう。

多額の詐欺被害にあわないようにしておくことは子どもの世代に財産を引き継ぐことでもあります。

契約書の作り方や裁判所の手続きなどは勝司法書士法人の無料相談をご利用ください。

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