勝猛一(カツタケヒト)のプロフィール

医療の発展で人生100年時代を迎えました。

それによって長生きできるようになりましたが残念ながら頭は追いついていないのが現実。

認知症の人は今もなおまだまだ増えていきます。

人は高齢になると

「認知症になっても自分らしい生き方ができるのか?」

「財産をどのように管理すれば良いのか?」

と頭を悩ませます。

そのような人々の人生に伴走し安心した老後を迎えることができるよう。

任意後見という制度を中心にして法的な側面からお手伝いを続けたいと思っています。

 

私は昭和41年11月に鹿児島県の離島徳之島に生まれました。

その後中学3年の時に大阪に転校してきました。

平成11年1月に司法書士登録をして司法書士人生が始まりました。

その翌年の平成12年6月には成年後見の業務を積極的に行う

公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート

という組織の会員になりました。

とは言えそのころはまだまだ登記を中心に仕事をしていました。

事務所も平成15年6月に法人化。

それと同時に東京事務所を設置しました。

大阪・東京の両都市に司法書士法人の事務所を設置したのは日本ではじめて。

平成29年には横浜事務所も設置しています。

 

成年後見制度には2つの制度があります。

1つ目は判断能力がしっかりしている間に後見人を決めて何をしてもらうのかを定めておく

任意後見制度。

2つ目は認知症になった人に裁判所で後見人を選んでもらい後見人に判断を任せる

法定後見制度。

 

仕事をはじめた当初は認知症になった人の後見人になる法定後見の仕事をしていました。

司法書士になった以上、社会貢献も必要だと思いボランティア感覚で片手間ですが法定後見の業務をしていたのです。

 

そんなある時。

ある男性が相談に来ました。

内容は

「任意後見の契約をしたい!」

とのことでした。

任意後見の相談は初めてだったので当時ドギマギしていたことを覚えています。

話を聞いてみると内縁の妻がいたが数年前に死に別れ。

子どもがいなかったので今後の自分のことについて頼れる相手がいない。

そこで調べてみると任意後見という制度があり司法書士が専門家だとわかった。

色々と何人かの司法書士に相談に行ってみたものの成年後見をしていなかったり個人だったり。

個人の司法書士に

「もしあなたが事故などで死んだりしたらどうなるのですか?」

と聞いたところ

「別の誰かと最初から任意後見の契約をし直して貰うことになります。」

と。

そこで法人を探して今日ここに来ました!とのことでした。

 

この社会にはこのような人がたくさんいるはずだと。

そしてその人たちは年々衰えていく自分のことが不安で仕方がないのだろうと。

現代は核家族化が進んで親子関係も希薄な上に生涯結婚せずに独身を貫く人も増えてきています。

結婚しても子宝に恵まれない夫婦もたくさんいる。

もしその人たちが高齢になり認知症になってしまったら、、、

一体誰に面倒を見て貰うのだろうかと恐ろしくなったのです。

そういった想いから成年後見を

「片手間でなく本気でやること」

に社会的な意義があるのだと私は考えたのです。

 

その後平成20年頃からセミナーなどをするようになりました。

当時司法書士がセミナーをするのは珍しいことだったようで、、、

年間50回程度、成年後見や相続についてのセミナーの講師を依頼されるようになりました。

おかげさまで最近はテレ朝モーニングバードに出演したり

日経新聞に年に数回は取材記事が掲載されるようになりました。

 

だんだん任意後見の仕事が増えるにつれて任意後見という制度が社会にまだまだ知られていないことがわかってきました。

どうにか社会に啓蒙しなければならないと思い

「相続請負人」

という小説を出版しました。

内容は難しい法律書ではなく一般の人が認知症や相続の問題を

「身近にある大きな問題」

として気づいて欲しいと願い小説にしました。

 

任意後見の仕事をしていなければ

「個人的に知り合う機会がなかっただろうな」

というような人たちの財産管理もするようになりました。

お話しをさせて頂くととても勉強になり人としても尊敬できる人がたくさんいます。

任意後見契約をしようというような人は

ある程度の財産がありそれなりの社会的な地位まで行った人が多いです。

私も定期的な訪問でお話できることが楽しみで仕方がありません。

 

常に謙虚で向上心がある。

何より大きなリスクについてはきちっとヘッジしてきたことで今日がある。

そしてここでも

「誰もがなる可能性のある認知症」

に対して任意後見というリスクヘッジをしているんだということが理解できるようになりました。

そのころから私はポケットチーフをするようになりました。

そのような素敵な人たちとお会いするときに失礼が無いように敬意を表明するためです。

司法書士いう資格をまとうのでなく肩書を外して

「人として成長しなければならない」と思い外部から講師を招き

「人間としていかに生きるか」

ということを考える社内研修も始めました。

 

私個人としてもセミナーなどでアウトプットばかりしていました。

なのでインプットをし直すために平成28年に大阪市立大学の大学院に入学。

平成30年3月「成年後見制度の中の任意後見の利用促進」という趣旨の修士論文で修士課程修了しました。

その時に書いた修士論文が出版社の目に留まり

事例でわかる「経営者のための認知症対策」

という本を令和元年10月に日本法令(共著)より出版できました。

現在は専門家向けの「任意後見の実務(仮称)日本加除出版」を執筆中です。

今年中に出版ができると思います。

 

これまでの日本を作ってくれた現在の高齢者が安心して生きることができる。

そんな日本にするためには最新の法律の裏付けを持ちつつ人として最高のサービスが提供できる法人であるよう

今後も努力していきたいと思います。