コラムcolumn

2021.06.23取材

認知症とは?どんな予防方法があるのか解説

こんにちは、司法書士の勝猛一(カツタケヒト)です。

日本の高齢者は約3600万人。

その内の7人に1人が認知症であると言われています。

2025年(令和7年)には高齢者の約5人に1人が認知症になると内閣府が予想。

もはや認知症を自分の人生に関係ないと言うことは難しいです。

このような暗い話が多い中に先日明るいニュースが飛び込んできました。

アメリカの製薬会社「バイオジェン」と日本の「エーザイ」が共同開発した

アルツハイマー型認知症の治療薬が米FDAに認証されました。

エーザイ株式会社|ADUHELM™(アデュカヌマブ) アルツハイマー病の病理に作用する初めてかつ唯一の治療薬として米国FDAより迅速承認を取得

 

米FDAとはアメリカの行政の一つで食品や薬品といった生活で使用・消費する製品の許可や取り締まりを行う機関。

認知症の大半がアルツハイマー型認知症ということもあり明るいニュースですね。

今回は認知症についての話をさせていただきます。

今回の内容はユーチューブでも説明していますのでご覧ください。

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認知症の種類とその症状

認知症は「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」の大きく3つに分ける事ができます。

それぞれ説明していきます。

アルツハイマー型認知症

症状はもの忘れ、判断能力・理解力の低下、場所・時間などの認識の低下

さらに計画・実行が困難になるといった症状です。

原因は「アミロイドベータ」とよばれる異常なタンパク質が脳に溜まることで発症するとされています。

認知症の大半がアルツハイマー型認知症です。

脳血管性型認知症

症状はアルツハイマー型の症状に加え身体麻痺や言語障害を伴うことがあります。

原因は脳卒中による脳血管障害により脳細胞が死滅することで発症してしまうのです。

レビー小体型認知症

症状は物忘れなど他の認知症の症状の他に見えないものが見えたりするなど。

原因はレビー小体という異常なたんぱく質によって脳の神経細胞が破壊され発症してしまいます。

認知症の治療薬

アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドベータを抑える新薬「アデュカヌマブ」。

その新薬をアメリカの製薬会社「バイオジェン」と日本の「エーザイ」が共同開発しました。

その新薬「アデュカヌマブ」は米FDAによって承認されたのです。

米FDAによると「アミロイドベータ」に作用する治療薬の承認がされたのは初めて。

認知症の治療薬が開発されどんどん医療が発展してきていますね。

認知症ってどうやって予防するの?

認知症の予防のための5つの対策を紹介します!

1.運動

週3回以上30分程の有酸素運動(ウオーキング、体操)をするとよいと言われています。

有酸素運動をする事によって血流が良くなり、脳が活性化し

認知症の予防になります。

2.食生活

塩分を控えたバランスの良い食事を取ると良いです。

塩分を控えた食事をすることによって高血圧予防となり

脳血管性認知症になるリスクを減らしてくれます。

次に摂取すると良い食材を紹介します!

・青魚(イワシ、サンマ、サバ)

青魚に含まれているDHA・EPAが悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあります。

・大豆

大豆には血中コレステロールを低下させる働きがあります。

その作用によって血管性型認知症の予防が期待できるのです。

・野菜・果物(ビタミンC、ビタミンE)

血中のビタミン濃度が高いと認知症の発症リスクが減少すると言われています。

3.脳を鍛える

パズルやゲーム、日記をつける事によって脳を働かせ達成感を得るといいです。

パズルを完成するなどをして脳を鍛えつつ達成感を得ることが認知症の予防に繋がります。

4.人との交流

人に会うためには、まず「約束」をしますよね。

その約束を守るために電車の時間など家を出る時間などを考えるので脳を使います。

また人との会話は脳を活性化。

これが認知症の予防につながるのです。

5.趣味を楽しむ

趣味をする事によって認知症の予防対策になると言われています。

趣味を持たない人と比べ趣味のある人の認知機能は維持されやすいそうです。

認知症予防の関連の記事として「歯周病が認知症のきっかけ?」の記事も是非ご覧ください。

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認知症とは?のまとめ

今回は認知症について話をさせていただきました。

認知症の大半を占めるアルツハイマー型認知症に効く新薬が開発されました。

医療が発展して認知症を予防・治療することが安易になるかもしれませんね。

しかし認知症は誰しもがなってしまう可能性がある病気です。

 

万が一認知症になってしまう事も考えて任意後見制度を利用することをおすすめします。

すでに親が認知症になってしまっていたら法定後見制度を使うと良いでしょう。

任意後見制度・法定後見制度については「成年後見制度とは~法定後見と任意後見の違い~」の記事をご覧ください。

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